かつての亡命先に降り立つ 因縁のヒッカム基地に到着 マルコス大統領
[ 897字|社会 (society) ] 無料訪米中のマルコス大統領が37年前に亡命したハワイのヒッカム空軍基地に降り立った
訪米中のマルコス大統領は米時間18日午後7時13分、ハワイのヒッカム空軍基地に到着した。同基地では、アキリーノ米インド太平洋軍司令官、ブラウナー比国軍参謀総長、カールソン駐比米国大使らが出迎えた。1986年2月のアキノ政変(エドサ革命)で大統領宮殿を追われたマルコス一家が、故マルコス元大統領の「盟友」ロナルド・レーガン元米大統領の手引きで2月26日に同基地に亡命してから約37年。無血の民衆革命により国を追われた「独裁者」の息子として同地に落ち延びたボンボン・マルコス氏が、今度は選挙によって選ばれたフィリピンの正統な元首として同基地で歓迎を受けた。