習首席に懸念を直訴 南シナ海問題で大統領 比中首脳会談
[ 905字|政治 (politics) ] 無料米国でマルコス大統領が習近平中国国家主席と会談。大統領は南シナ海での比中船舶衝突など事件について懸念を率直に伝えるとともに、緊張緩和メカニズムの構築や、同海での共同漁業利用についても議論した
アジア太平洋協力(APEC)首脳会議参加などのため訪米しているマルコス大統領は比時間18日、サンフランシスコで習近平中国国家主席と会談した。大統領はその後の会見で「南シナ海における比中船舶間の問題が、前例のない衝突事故にまで発展したことについての懸念を、習首席に率直に伝えた」と報告。「南シナ海で比が将来果たすべき役割について戦略を練るため、いま『熱を冷ます』ためにできることについて総合的に話し合った」とし、南シナ海での緊張を緩和させるメカニズム作りに向けた協議を行ったことを明らかにした。会談にはマナロ比外相、王毅中国外相も同席した。