「断固とした対応」 南シナ海で王氏がけん制
[ 1170字|政治 (politics) ] 無料比中外相会談で王毅外相「比に責任がある。比が域外勢力と共謀するなら『断固たる対応』も辞さない」
在フィリピン中国大使館は21日、前日にマナロ外相が中国の王毅外相と電話会談を行ったことを公表した。同大使館によると、マナロ外相の求めに応じる形で会談した王外相は、南シナ海で発生した比中船舶の衝突事件や放水砲発射事件など緊張が激化していることを念頭に、「比中関係が直面している深刻な相違点は、フィリピン側が方針を変更し、約束をほごにし、海上での問題をたき付け、中国の正当な法律上の権利を侵食したという事実に由来する」と批判。「もし比が判断を誤り、問題をかき回すために良からぬ意図を持った外部勢力を共謀するのであれば、中国は法に従って自らの権益を守り、『断固とした対応』を行う」と述べ、同盟国・同志国との海洋協力を強化する強い表現で比をけん制した。