「比の辛苦にただ寄り添う」 比空爆開始から81年で空幕長
[ 1204字|社会 (society) ] 無料井筒航空幕僚長が英雄墓地を訪問。先の大戦での両国の戦没者に捧げた思いを語った
航空自衛隊の井筒俊司航空幕僚長(空将)と比空軍オーグスティン・マリニット防空コマンド司令官(少将)は7日、パンパンガ州クラーク空軍基地で共同記者会見を開いた。翌8日は、大日本帝国がクラーク飛行場を空爆し、比への軍事侵攻を開始して81周年の日。それに先立ち井筒空幕長は6日、先の大戦での戦死者を含む比将兵が埋葬される「英雄墓地」を訪問した。会見では墓地訪問を振り返り、「比日で多数の人々が命を落としたことを認識している。戦争の大禍で斃(たお)れた全ての人々に対し、深く頭を垂れ、痛切の念を表し、深く哀悼の誠を捧げた」と述べた。