インフレ率3.1%に下方修正 政策金利は4.75%に据え置き
[ 669字|経済 (economy) ] 無料比中央銀行は2019年のインフレ率見通しを3.1%に下方修正、政策金利は据え置いた
フィリピン中央銀行は7日の金融政策委員会で、2019年のインフレ率見通しを昨年12月の3・2%から3・1%に下方修正した。先に統計局が発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率が4・3%と、3カ月連続して低下するなど、物価上昇が沈静化したとの判断に基づいたものとみられる。ただ中銀は、今後ドゥテルテ政権のインフラ政策「ビルド(建設)・ビルド・ビルド」の推進で、輸入の増加が見込まれるため、引き続きインフレ圧力を警戒しながら、物価抑制の金融政策に取り組むとしている。一方、政策金利については4・75%に据え置くことを決めた。