「領有権主張の後退ではない」 PCG船一時帰還で海事評議会
[ 845字|政治 (politics) ] 無料PCGテレサマグバヌアをエスコダ礁から帰還させたことに関し国家海事評議会「領有権主張の後退ではない」
フィリピンの排他的経済水域にある南シナ海のエスコダ礁(サビナ礁)で中国船を約5カ月にわたり監視していた比沿岸警備隊(PCG)の最大巡視船BRPテレサマグバヌア(97メートル、日本供与)がパラワン島に帰還したことに関し、国家海事評議会(NMC)のアレキサンダー・ロペス報道官は16日、「領有権の主張が後退したということではない。テレサマグバヌアがエスコダ礁を去っても、ほかの監視手段がある」と強調した。政府の意思を示したものだが、船舶による監視活動が中断していることも認めた。17日付英字紙スターが報じた。