セブ国際空港
[ 1087字|社会 (society) ] 有料入札トラブルで滑走路補修工事が宙に。計画から既に10カ月遅れ安全性に懸念も
五年前、日本の政府開発援助(ODA)で拡張・改修されたばかりのセブ・マクタン国際空港で、滑走路(約三・三キロ)の補修工事が約十カ月間、宙に浮いたままになっている。業者選定の入札が遅れた上に、応札業者の仮処分申請を受け、セブ地裁が工事を一時差し止めたためだ。補修工事は三年ごとに実施される予定で、本来は昨年八月に着工、十二月に完工する予定だった。航空会社関係者からは「着陸地点になっている滑走路両端の傷みが激しい。補修されないと着陸地点をずらす必要も出てくる」との懸念が出ている。