襲撃事件「消滅」
[ 1260字|社会 (society) ] 有料日本人襲撃で日本人男性が強盗致傷罪に問われた裁判で、マニラ地裁が公訴棄却
マニラ市マラテのコンドミニアムで二〇〇〇年七月、香川県内海町出身の日本人男性を襲い重傷を負わせたとして、札幌市中央区出身の無職、堀内圓(まどか)被告(47)が強盗致傷罪に問われた裁判で、マニラ地裁(フアン・ナボン裁判官)はこのほど、被害者の日本人男性が公判に出廷しなかったことから「裁判を継続する意思なし」と判断、公訴を棄却した。同年十一月に逮捕された堀内さんは無罪放免となり、近く日本へ帰国する。事件は日本人が日本人を襲撃したケースとして注目されたが、結局真相は明らかにされないまま終幕を迎えた。