活動家の殺害続く
[ 1141字|社会 (society) ] 有料国家警察が特別捜査班を創設後も活動家などの暗殺が続く。16日も2人死亡
相次ぐ左派系活動家やメディア関係者の殺害事件が国内外の批判を浴びるさなか、十六日、カロオカン市で地元大衆紙カメラマン、ルソン島中部パンガシナン州で左派系団体の地元支部幹部が相次いで射殺された。アロヨ大統領の指示で、国家警察は十二日、活動家やジャーナリストへの襲撃行為を阻止するため、特別捜査班「ウシッグ(訴追)」を創設したが、その後も活動家二人、報道関係者一人の計三人が殺害された。しかし、政府の治安担当者は左翼勢力の内ゲバ説を打ち出し、左派系団体などの強い反発を受けている。