在外投票法が成立 在外邦人に国政選挙への道開く
[ 1886字|政治 (politics) ] 有料実施は2000年以降 衆参両院 「比例代表」対象に
海外に住む日本人が国政選挙で投票できるようにする公職選挙法改正(在外投票法)が二十四日午前の参院本会議で賛成多数で可決され、成立した。在外邦人の選挙権行使は、一九八三年に衆院内閣委員会が導入を決議して以来、十六年目にしてようやく実現した。今回成立した同法は在外投票の対象を衆参両院の比例代表に限っており、実際に投票できるのは公布から約二年後で、二〇〇〇年以降の衆参両院選挙から適用されることになる。(二十七日から「日の目見た参政権」を連載)