援助パソコン盗難
[ 1834字|社会 (society)|援助パソコン盗難 ] 無料窃盗団の影に不安訴える学校関係者。「安眠できず」「パソコン返したい」とも
日本政府の無償援助(総額六億ペソ)でフィリピン全国の公立高校に贈られたパソコン・セットの連続窃盗事件。校内で最も高価な備品(一セット約六十万ペソ)を狙われた学校関係者からは「周辺校が襲われ、次はわが校かと思うと安眠できなかった」「パソコン類が校内にある限り心配だ。できれば引き取ってもらいたい」など不安を訴える声が上がっている。また、安全対策でも、事業を実施した貿易産業、教育両省と学校現場が責任を転嫁し合い、効果的な対策を取れない状態が続いている。 (酒井善彦)