軒下かすめてノロノロ運転 比で再デビューのJR車両
[ 803字|社会 (society) ] 有料本領発揮はまだ先?
昨年十一月、JR東日本からフィリピン国有鉄道(PNR)に贈られた中古客車二十一両がこのほど、首都圏とラグナ州を結ぶ通勤路線などに登場、運行を開始した。しかし、客車の幅が従来の車両より大きく、線路わきに立ち並ぶ違法占拠住宅の軒先をかすめるため、当面はノロノロ運転を余儀なくさせられている。備え付けの水洗トイレも、日本語の利用説明書が読めないため使用が見送られた。日本では特急、急行の客車として使われてきた車両だが、フィリピンで本領を発揮するのはまだまだ先になりそうだ。