11議員 開示に反対 疑惑小切手で上院議員が採決
[ 1236字|政治 (politics) ] 有料「8」超え大統領有利に 上院議長 賛成票投じ辞意表明
弾劾裁判の審理は十六日、エストラダ大統領が豪邸購入に充てたとされる使用済み小切手(額面一億四千二百万ペソ)の関連書類の開示をめぐり、検察、弁護団が激しく対立、約六時間にわたって紛糾した。午後九時四十分すぎになって、陪審員の上院議員(二十一人)による採決が行われ、「開示に反対」が十一︱十で賛成票を上回った。大統領が罷免を免れるためには、八議員以上が無罪票を投じる必要がある。これを上回る十一議員が、大統領寄りの「開示反対票」を投じたことで、裁判は大統領に極めて有利な状況になった。