東京地裁 比人元慰安婦の請求棄却
[ 990字|社会 (society) ] 有料「国際法での根拠なし」被害事実の認定もせず
第二次世界大戦中、旧日本軍の従軍慰安婦として性的暴力を受けたフィリピン人女性四十六人が、総額九億二千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が九日、東京地裁(市川頼明裁判長)であった。市川裁判長は「(訴えの根拠になった)国際法は、被害者個人が交戦国に対して損害賠償を直接請求する権利を認めていない」などと訴えを全面的に退けた。
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第二次世界大戦中、旧日本軍の従軍慰安婦として性的暴力を受けたフィリピン人女性四十六人が、総額九億二千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が九日、東京地裁(市川頼明裁判長)であった。市川裁判長は「(訴えの根拠になった)国際法は、被害者個人が交戦国に対して損害賠償を直接請求する権利を認めていない」などと訴えを全面的に退けた。