補給船に「深刻な損傷」 航行不可に、職員も負傷
[ 1955字|社会 (society) ] 無料南シナ海セカンドトーマス礁で、中国海警局・民兵船が再度フィリピンの補給任務を妨害。約1時間にわたる放水砲の発射で、比補給船が航行不能に
比海軍と比沿岸警備隊(PCG)は23日午前に南シナ海南沙諸島アユギン礁(英名セカンドトーマス礁)で実施した定期補給任務で、中国海警局と中国海上民兵からの妨害を受けた。比海軍がチャーターした補給船は、海警船2隻から約1時間にわたり放水砲の発射を受けた結果、「深刻な損傷」を負い航行不能の状態に陥った。また、乗船していた比職員が負傷した。補給任務で職員が負傷したのは5日に行われた前回の補給に続き2回目。比側は、比海軍の詰め所としてアユギン礁内に座礁させてある旧式揚陸艦(BRPシエラマドレ)から小型艇(複合型ゴムボート)を派遣し、配備職員の交代と必要物資の補給を完了させた。同日、比政府西フィリピン海国家タスクフォースが公表した。