「実効支配取り戻す」 ブイ撤去で比沿岸警備隊
[ 984字|社会 (society) ] 無料PCGが南沙パナタグ礁近くに中国が設置したブイを撤去。「実効支配を中国から取り戻す」
比沿岸警備隊(PCG)は25日夜、マルコス大統領の命令で、ルソン島の西124キロにあるパナタグ礁(英名スカボロー礁)付近に中国によって設置されていた全長約300メートルの浮標(ブイ)に対し、海底に固定するロープを切断することで撤去したと発表した。PCGのタリエラ報道官は26日、2012年に中国に実効支配を奪われた同礁への対応として、「新政権発足後、PCGは同礁の実効支配を取り戻す作戦を進めてきた」と明らかにした上で、「比船舶を岩礁から300メートルの地点に停泊させられるところまで船舶配備を調整できている」と報告した。