交渉「完全に打ち切り」 中国との共同海洋資源探査
[ 732字|経済 (economy) ] 無料ドゥテルテ現大統領はレクト礁比中共同探査計画を完全に打ち切るよう命令した
推定200億ドル相当の天然ガスが埋蔵されていると推定される、南シナ海(比名・西フィリピン海)の南沙諸島(比名カヤラアン諸島)にあるレクト礁に関する比中共同資源探査計画について、ロクシン外相は23日、ドゥテルテ現大統領が中国との交渉を「完全に打ち切るよう」命令を出したと発表した。同礁はパラワン島の西方約140カイリ(250キロ)に位置し、比の排他的経済水域(EEZ)内。2016年の仲裁裁判でもそのことが確認されたが、中国側は認めていない。そんな中ドゥテルテ政権下の2018年に比中の共同資源探査に関する基本合意がなされ、2国間での資源開発が模索されていた。24日の英字紙スター電子版など各紙が報じた。