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　５月に行われる中間選挙の下院選挙区選挙と全国の知事、市・町長選候補者の選挙運動が29日、解禁される。上院選と下院の比例代表制（政党リスト制）の選挙運動は既に始まっており、投票日に向け全国各地で激しい選挙戦が本格的に展開される。ドゥテルテ大統領にとっては３年の折り返しの節目。政権側も残りの３年の行方を左右する重要な選挙と位置付けて、与党候補のてこ入れを図っている。これに対し野党は、格差是正の経済政策や戒厳令の解除、「麻薬戦争」に絡む人権侵害問題など政策論争に挑んでいるが、世論調査などでは与党系候補者の有利が伝えられており、野党側どこまでが巻き返し図れるかも焦点だ。