官民連携事業
[ 847字|政治 (politics) ] 有料ADB報告書「PPP事業環境評価」で比がアジア太平洋18カ国・地域中8位
アジア開発銀行(ADB)はこのほど、官民連携(PPP)事業を実施する際の事業環境を評価した報告書「アジア太平洋地域におけるPPP事業環境評価2011年版」を公表した。フィリピンは入札制度などの法的枠組みが評価された一方、投資環境が整っていないと指摘され、18カ国・地域中で8位だった。調査対象となった東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟4カ国中では、最も評価が高かった。同報告書は環境評価について国際的な統計を基に①入札の公平性などPPP事業における法的枠組②事業を管轄する制度的枠組③過去に実施された事業数やその成功率などを示す事業達成度④政治的、社会的背景を含めた投資環境⑤政府の財政面⑥国内の地域調整要素︱︱の6部門について評価を数値化した。