拉致事件
[ 1252字|社会 (society) ] 有料拉致事件を繰り返すアブサヤフ対策をめぐり、歩み寄りか討伐続行かで議論
ミンダナオ地方スルー州で1月中旬に起きた赤十字国際委員会(ICRC)の職員3人拉致事件は、最後の人質となったイタリア人男性が12日に解放されてやっと解決した。これを機に政府内には、拉致事件の再発防止に向け、犯行グループとされるイスラム過激派、アブサヤフとの平和的な話し合いを模索する声が出始めている。一方で、テロリスト壊滅のためには討伐作戦を継続、強化すべきとの強硬意見も出ており、繰り返される拉致事件に歯止めを掛ける有効策をめぐって議論が別れている。