マニラ電力経営権
[ 1240字|経済 (economy) ] 有料マニラ電力の株主総会、政府とロペス財閥の対立で紛糾し、深夜に役員選出
高すぎる電気料金で政権与党から批判が集中する中、マニラ電力(メラルコ、ロペス会長)は二十七日午前九時から首都圏パシッグ市のメラルコ本社で取締役選出などを行う株主総会を開催した。経営権奪取を狙う比公務員保険機構(GSIS)のガルシア総裁が証券取引委員会(SEC)による委任状除外命令を盾に総会の延期を求めたが、ロペス会長はSEC命令を無効として総会を強行するなど開始早々から紛糾。政府とロペス財閥の対決の場となった。総会は約十四時間に及ぶ長時間開催の末、午後十一時前、新役員を選出し終了した。