戦没者遺骨収集
[ 1825字|社会 (society) ] 有料政府の委託受け日本遺族会、激戦地レイテ島で住民らに遺骨情報の提供呼び掛け
太平洋戦争中、旧日本兵約七万九千人が戦死した激戦地、ビサヤ地方レイテ島で、日本遺族会(古賀誠会長)が、地元住民らとの会合を開いて未帰還遺骨に関する情報提供を呼び掛けている。一九五二年から遺骨収集を続けている厚生労働省の委託事業で、住民を対象にした直接的な情報提供の呼び掛けは初めて。遺骨収集が年々困難になる中、消えゆく住民の戦中の記憶を積極的に掘り起こし、遺骨の発見・収集につなげようとする試みだ。