沿線に「復帰」
[ 1294字|社会 (society) ] 有料北部ルソン鉄道事業の遅延は事業資金支出の遅延や退去住民が沿線に戻っていること
カロオカン市からブラカン州マロロス町までの三十二キロ区間に、かつての国鉄北部線の軌道と駅舎を再整備し、高速鉄道網を敷設する北部ルソン鉄道第一期第一区間事業(総工費五億三百万ドル)が現在、事業資金の支出が遅れていることや、退去住民たちが線路沿いに再び住み着くなどして土地収用問題に直面、着工が予定より大幅に遅れている。中部ルソン地域と首都圏を結ぶ有望な輸送手段であることや、中国政府から大型融資を受けることなど、これまでのインフラ事業の中でも熱い視線を注がれてきた同鉄道事業の現状を見た。