厳戒首都圏
[ 1204字|社会 (society) ] 有料テロ再発防止へショッピングモールなど厳戒体制。住民の緊張感は少ない
ミンダナオ地方で続発する無差別爆弾テロが首都圏に波及して十日。十八日起きたケソン市のバス爆破事件は首都圏を厳戒体制下に置いた。不特定多数が集まるショッピングモール、大規模イベント会場などでは爆弾テロが続いた二〇〇〇年末をしのぐ厳しい警備となり、治安当局は再発防止に血眼となっている。町中では制服警官や爆弾捜査犬の姿が目立って増えた。しかし、警備関係者のこわばった表情とは対照的に、一般市民には国民性を反映してか、のんびりムードも漂っている。 (相良陽子)