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　アジア歴訪の締めくくりとしてフィリピンを訪問したパウエル米国務長官は三日午前、アロヨ大統領やオプレ外務長官らとマラカニアン宮殿で会談した。最大の焦点となっていた比米相互補給支援協定（ＭＬＳＡ）の締結問題についての協議は見送られ、同国務長官は記者会見で「協定締結は基地の再設置にはつながらない」と明言した。だが、ＭＬＳＡ未締結により、比米合同軍事演習中にミンダナオ島バシラン州で建設された空港施設などの合法性論議などが今後一層高まりそうだ。