遺骨収集 時間との闘い
[ 955字|社会 (society) ] 有料戦後55年で発見情報減る 収集率25%、身元も分からず
太平洋戦争で旧日本兵五十二万人が戦死したフィリピンでは、戦後五十五年を経た今も遺骨の収集が行われている。厚生省は今年二月下旬から三月初旬にかけ、戦後二十九回目の遺骨収集をルソン島などで実施したが、新たに見つかった遺骨は計五十三柱だけ。生還した戦友や戦時中の状況を知る地域住民が次々に死亡、遺骨発見につながる情報が減る中で、時間との静かな闘いが続いている。
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太平洋戦争で旧日本兵五十二万人が戦死したフィリピンでは、戦後五十五年を経た今も遺骨の収集が行われている。厚生省は今年二月下旬から三月初旬にかけ、戦後二十九回目の遺骨収集をルソン島などで実施したが、新たに見つかった遺骨は計五十三柱だけ。生還した戦友や戦時中の状況を知る地域住民が次々に死亡、遺骨発見につながる情報が減る中で、時間との静かな闘いが続いている。