「幻の航空会社」に
[ 946字|社会 (society) ] 有料グランドエア、昨年末から運航せず 経営陣、空港使用料払わず雲隠れ
フィリピン航空の独壇場だったフィリピンの空が七年前に自由化され、航空業界に新規参入したグランドエア。一時は国際線も運航していた同社だが、営業許可の期限が切れた昨年十二月以降、本社は「もぬけの殻」で、航空運輸局(ATO)でさえ経営陣の所在をつかめない状態が続いている。また、ゴールデンウイークには、同社チャーター便(名古屋│セブ)による観光ツアーが出発直前に中止されるなど「幻の航空会社」による騒動も起きた。