大統領への野心を捨てよ パッキャオ氏への提言
親愛なるマニー・パッキャオ氏へ。
私はあなたが大統領になることを支持していないが、もし大統領になった場合、既に億万長者であるあなたが腐敗した政治を行わないことは信じている。あなた自身が経験した貧困を撲滅する取り組みに、あなたが誠実であったことも評価している。あなたの英語も途方もなく上達したことも知っている。
ただ、あなたはこれ以上「昇る」必要はない。既に比人がやったことのないことをあなたはボクシングで成し遂げた。
もちろん、あなたには大統領に立候補する資格がある。ベニグノ・アキノ、エストラダ、コラソン・アキノといった歴代大統領も知性や統治技術の経験は持っていなかったが、それでもなんとかマラカニアンにたどり着いた。あなたは彼らや現在議会にいる多くの政治家よりも優れている。知識と知恵は違うからだ。
ただ、あなたには大統領になるよりも、あなたが稼いだお金でこの国に何か制度化された遺産を残すことを勧めたい。比には陸上競技を促進する教育機関さえない。そのような機関を創設し、公立大学と提携することを勧めたい。候補地は広大な敷地を持つダバオのフィリピン大だろう。
私はあなたに次の選挙での大統領への野心を捨てるようにお願いする。私が支持する候補は、この国の司法を改革できるアントニオ・カルピオ元最高裁判事だ。あなたには比政治の沼地ではなく、無私無欲によって特徴づけられる高貴な政治家精神を持った別の仕事を提案したい。
(1日・スター、シオニル・ホセ)