デング熱患者が倍増
[ 318字|2016.8.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北部ではデング熱が引き続きまん延しており、7月10日から16日までの1週間でデング熱に感染、発症した患者は3625人に上り、前年の同期間の1965人と比べて84・5%増とほぼ倍増となった。15人が死亡したという。
厚生省ミンダナオ地方事務所によると、北アグサン州など5州とスリガオなど6市で患者が急増。生後1カ月から91歳までの患者が報告されているが、このうち40%は10歳以下の子どもという。
同事務所はデング熱ウイルスを媒介する蚊を発生させないため、各自治体と住民に環境整備を訴えている。汚れた水は放置しないことや、花壇、鉢、古タイヤなど身の回りの蚊の発生源に注意するよう呼び掛けている。(4日・ブレティン)