比国債格付け下方修正か
[ 263字|2020.5.13|経済 (economy)|econoTREND ]
野村證券の比経済調査部門エコノミストによると、格付け大手のS&Pが今後6カ月から1年以内に比国債の格付け見通しを現在の「安定的」から「ネガティブ」に下方修正するとの予想を明らかにした。新型コロナウイルス拡大による経済不振が本格化しているためで、同じく格付け大手のフィッチ・レーティングが先週、比国債の格付け見通しを「ポジティブ」から「安定的」に引き下げたこともS&Pによる評価に影響を与えるとしている。比国債の格付けは、2006年以降、3大格付け会社から25回連続で評価が上げられ、投資適格級とされていた。(11日・スター)