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　実業家のデニス・ウイ氏率いる物流・旅客・海運大手の２GOは23日、新型コロナウイルスの隔離施設として政府に貸し出している船舶2隻の使用料を請求しないことを明らかにした。同社によると、運輸省からは3500万ペソの使用料支払いを打診されたが、これを受け取らず、２億6000万ペソにのぼる２隻の運用コストを寄付として負担するという。燃料費や維持費、人件費等を考慮した２カ月分の使用料として最初に議論された金額は1億2000万ペソだったが、交渉により3500万ペソに落ち着いていた。これらの船舶の隔離施設としての使用は、省庁間タスクフォースが運輸省と沿岸警備隊に認めており、1500名の患者を収容できるという。（23日・スタンダード電子版）