製糖大手がエタノール生産拡大
[ 297字|2020.4.9|経済 (economy)|econoTREND ]
製糖大手のビクトリアズ・ミリングは、新型コロナウイルス対策に資するため、エチルアルコールの生産を拡大する。毎月20万リットルの消毒用アルコールを生産する見込みで、生産分全てを病院や各種施設に寄贈する。生産は国税局(BIR)と食品医薬品庁(FDA)から承認済み。1リットルあたりの生産コストは50ペソとしている。同社は30.9%の株式が実業家ルシオ・タン氏の企業グループによって保有されており、粗糖、精製糖、モラセス等を取り扱う他、バイオマス発電も行っている。系列会社で酒造会社のタンドゥアイ・ディスティラーズもこれに先駆けてエチルアルコールの生産を始めている。(6日・インクワイアラー電子版)