比の乳製品輸入量 24年は264万トン
[ 397字|2024.12.16|経済 (economy)|econoTREND ]
国連の食糧農業機関(FAO)によると、フィリピンの2024年度の乳製品輸入量が264万8000トンと前年比14%増加する見通し。国内の食品加工業者からの需要が高まっていることに加え、国際市場価格が下落して調達が容易になったことが要因とみられている。24年の輸入量見通しは比の2020~22年の3年間における平均乳製品輸入量の265万3000トンとほぼ引けを取らない水準。一方、国内における生乳生産量は今年3万2000トンと前年の3万トンから6%増加する見通しとなっており、2020~22年の平均生産量2万8000トンを4000トン上回る見込み。政府は国内での生乳生産を拡大させるため、ヌエバエシハ州へネラルティニオ町とボホール州ウバイ町、ブキドノン州マライバライ市とコタバト州カルメン町、南アグサン州のプロスペリダッド町の国内5カ所に国営畜産農場を建設する予定となっている。(14日・スター)