年内0.5%利下げか 中銀総裁が見通し
[ 373字|2024.9.27|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行のエリ・レモロナ総裁は25日、「10月と12月に予定されている金融政策決定会合で、政策金利を0.25%ずつ引き下げることもありえる」との見通しを示した。中銀は8月15日の金融政策決定会合で政策金利(翌日物借入金利)を0.25%引き下げて6.25%に引き下げていた。政策金利は2007年以降最高となる6.5%に昨年10月に引き上げられ、過去6会合連続で据え置かれていたが、インフレ緩和傾向が確実になったとして利下げに踏み切った。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月18日に政策金利を0.5%と4年半ぶりに大幅に引き下げており、レクト財務相も24日、「FRBの0.5%引き下げに比中銀も対抗することが出来る」と述べており、年内に1回で0.5%か、2回に分けて0.25%ずつかでの利下げに含みを持たせていた。(26日・マニラタイムズ)