「日刊まにら新聞」ウェブ

　全国のトウモロコシ流通業者組合のフィリピン・トウモロコシ連盟（ＰＭＦＩ）のナバロ会頭によると、フィリピン産トウモロコシ１万トンが11月までに韓国に輸出される見込み。比産トウモロコシの対韓輸出は初めて。米国や中国で天候不順からトウモロコシが不作となっているのに加え、食糧や飼料からエタノール生産の原料に供給転換されており、国際市場における需給バランスがひっ迫しているという。同会頭によると、韓国側は30万トンまで買い付ける意向を示したが、比国内での大量乾燥システムやサイロ貯蔵などのインフラ整備が整っていないため対応できない状態。 （11日・ブレティン）