「日刊まにら新聞」ウェブ

フィリピン長距離電話（ＰＬＤＴ）は９日、債務支払いに充てるため、子会社の携帯電話最大手のスマート・コミュニケーションズ社の株式を15─20％売却する予定と発表した。ＰＬＤＴは現在、今後３年で満期を迎える13億ドル分の債務を抱えており、そのうちの25％をスマート社の株式売却益で賄いたい考え。関係筋によると、すでに売却先として、ヨーロッパ通信企業のほかに日本のＮＴＴドコモの名前が挙がっているという。株式売却は早ければ今年中に実現する見込み。