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日本の電話、通信機器製造大手、ユニデン（本社、東京都中央区）の現地子会社、ユニデン・フィリピン・ラグナ社はこのほど、新世代の技術であるＧＰＳ（グローバル・ポジショニング・システム）を搭載した携帯電話の製造を行うことを決定した。同社はこれまで、ラグナ州にある自社工場で主力製品のコードレス電話を製造していたが、アジア地域での需要落ち込みで製造を中止、代わってＧＰＳ携帯電話の製造に切り替える。この新技術は、使用者が携帯電話を使ってコールセンター（顧客サービスセンター）に連絡するだけで、自動的に端末機の現在地を認知するもので、緊急事態でも必要な支援をすぐに得ることができるという。今後５年間で平均約27万台（2,450万ドル相当）を製造する予定。