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[ 338字|2001.8.21|社会 (society)|econoTREND ]
□日産労組、労使交渉もつれストライキ突入か
国内自動車組立業界でトヨタに次いで大手の日産(日産モーターフィリピンズ社)で現在、労働組合側が一部工場での組立生産を遅らせるなどしており、ストライキ突入の懸念が高まっている。同社関係筋によると、新しい労使協定に関する経営陣と労働組合の代表による協議が難航しており、組合側が要求を受け入れさせるためにサボタージュしているという。経営側はラグナ州にある工場が操業停止に追い込まれるとして、フィリピン政府に争議への介入を要請している。今年3月から4月にかけては、業界最大手のトヨタの組立工場でやはりストライキが発生、一週間以上にわたり操業が停止した。トヨタは、損失額が1億5,000万ペソに達したとし、労働争議に対し比政府が改善策を講じなければ、生産拠点を撤退させると警告している。