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[ 336字|2001.3.27|社会 (society)|econoTREND ]
□クラフト食品がフィリピンを地域ハブに
食品業界で世界2位のクラフト・フーズ・インターナショナル社はこのほど、東南アジアや太平洋地域での事業経営の中心地(ハブ)としてフィリピンを選んだことを明らかにした。同社の親会社フィリップ・モリスは昨年12月、米国食品企業の大手、ナビスコ・ホールディングス社を買収したばかり。ナビスコ社の吸収で、クラフトフーズのフィリピン子会社、クラフトフーズ・フィリピンズは昨年度の比国内売上げ総額を45億ペソと前年度比で45%増加させている。クラフトフーズでは今後、2003年をめどに東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易地域(AFTA)内で関税が大幅に削減されるのを見込み、対アジア太平洋諸国向けにビスケットやスナック菓子など同社製品の全生産量の50%をフィリピンで製造したい考え。