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[ 264字|2001.3.16|社会 (society)|econoTREND ]
□今年度のGDP伸び率は3.3%
フィリピンの最近の経済動向について調査していた国際通貨基金(IMF)は14日、金融市場の安定や堅調な国内消費に支えられ、経済復調が実現するとの調査報告を明らかにした。報告書は、2001年の国内総生産(GDP)の伸びを3.3%と予想(政府予想3.75-4.3%)。2000年通年のGDP伸び率(4.2%)は下回るものの、政治危機に伴う経済低迷からは脱すると分析している。その一方で、「財政赤字や国際収支などの改善が急務」として、税制改革や金融市場の統制の必要性を指摘している。また、IMFは、インフレ率を8%になると予想している。