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政府は東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）加盟国に対し、フィリピンが輸入石油化学製品の関税引き下げを2010年まで延期することを認めるよう要請する方針。ＡＳＥＡＮ加盟国間では、2003年をめどに０─５％の共通特恵関税を適用することが取り決められている。しかし、政府は、業界の競争力を高めるため、国家石油公社（ＰＮＯＣ）や台湾の中国石油公社など国内外の関連各社が合弁で建設を予定している国内初のナフサ分留施設が完工し、操業を開始するまで現行の関税率を維持したい考え。