24年成長率目標 達成は十分可能
[ 369字|2024.12.2|経済 (economy)|econoTREND ]
バリサカン国家経済開発庁(NEDA)長官は29日、記者会見で第4四半期の個人消費やインフレ安定化、送金拡大などにより国内総生産(GDP)の拡大が高水準になると予想されることから、24年通年のGDP伸び率目標6.0~7.0%の達成も十分可能だとの認識を示した。比のGDP伸び率は今年第3四半期に5.2%へと減速し、それ以前の3四半期の平均値6.4%から大幅に落ち込み、24年通年成長率目標を達成するためには第4四半期で6.6%まで引き上げる必要がある。一方、10月のインフレ率は2.3%と9月の1.9%から上昇すると予想されるものの、政府目標の2.0~4.0%の範囲内で収まる見込み。比中銀も今年に入り2回の利下げを実施し、12月にも利下げすると予想されていることから、さらなる消費の拡大が見込まれている。(11月30日・マニラタイムズ)