比長期債見通しポジティブに
[ 345字|2024.11.29|経済 (economy)|econoTREND ]
格付け大手S&Pグローバル・レーティングは、フィリピンの長期ソブリン債の格付けを投資適格級の「BBB+」に据え置いたが、格付け見通しを従来の「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。「ポジティブ」の見通し評価が付けられると、今後1~2年以内に格付けが引き上げられる可能性が高い。同社は比の信用格付けについて、今後も経済成長率が高水準で推移し、経常収支の赤字幅が縮小するようになれば格付けを引き上げる可能性があると評価した。しかし、成長率が伸び悩み、経常収支赤字の高水準が続き対外バランスシートが悪化すれば、格付けを引き下げることもありうると警告した。S&Pは比の24年成長率予測を5.5%としているが、25年には同6%、26年には6.2%と順調に拡大すると予測している。(27日・スター)