9月ホットマネー 10.3億ドルの流入
[ 421字|2024.11.4|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、証券市場やペソ建て国債などへの投機的な投資からなる外国ポートフォリオ投資(ホットマネー)の9月単月の純流入額は10億3000万ドルで、前年同月の6億9801万ドルの純流出から純流入に転じた。流入額が25億3000万ドルと前年同月の8億8761万ドルから3倍近く増大したのに対し、流出額は15億1000万ドルと前年同月の15億9000万ドルから5%増にとどまった。中銀によると、9月のホットマネー流入額のうち57.5%がペソ建て国債への投資で、42.5%が比証券取引所への証券投資だった。9月の主要投資元は英国、シンガポール、米国、ルクセンブルク、マレーシアだった。これで1~9月期のホットマネー純流入額は30億2000万ドルとなり、前年同期の3億8724万ドルから8倍近く拡大した。国内エコノミストは比への外国ポートフォリオ投資の活況は比中銀や米連邦準備制度理事会による利下げが影響していると分析している。(1日・スター)