73%が楽しいクリスマスになると期待 家族や友人を訪ねる旅行をする人は15% SWS調査
SWS調査で「今年のクリスマスが楽しいものになる」との回答割合が73%で前年より8ポイント増加したが、「家族や友人を訪ねる旅行をする」との回答は15%にとどまる
世論調査会社ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)は23日、今月10~14日にかけて実施した今年のクリスマスに関する世論調査の結果を発表した。それによると、全体の73%が今年のクリスマスが「楽しいものになる」と回答しており、昨年の同じ調査で記録した65%から8ポイント増えた。コロナ禍による移動規制が緩和され経済も回復基調にあることから、今年のクリスマスはより楽しいものになるとの期待が高まっているようだ。
また、「家族や友人たちとの対面での集まりに参加するか」との問いに対しては61%が「参加する予定」と答えているが、「このクリスマスに家族や友人を訪ねるために旅行をするか」との問いに対しては「旅行する」との回答がわずか15%にとどまっている。
今年のクリスマスが「寂しいものになる」と答えた割合は7%で、「楽しいものでも寂しいものでもない」との割合は19%だった。コロナ禍前の2019年の同じ時期の調査では「楽しいものになる」との回答割合は79%だった。しかし、コロナ禍による移動規制などが厳しかった20年にはこの肯定的な回答が50%にまで下落し、21年には65%まで戻していた。
また、今回の調査では「今年のクリスマスはコロナ禍前よりも楽しいものになると思うか」との問いに対して「より楽しいにものになる」との回答が49%と半分近くを占めた。昨年の同じ調査では26%だった。
さらに、クリスマスパーティーなど「家族や友人たちとの対面での集まりに参加するか」との問いに対しては61%が「参加する予定」と答えている。「参加しない」との回答は38%だった。昨年の同じ調査では「参加する予定」との回答が46%と、「参加しない」の51%を下回っていたことを考慮に入れると、今年はクリスマスパーティーなどに参加した人が多かったようだ。
一方、「このクリスマスに家族や友人を訪ねるために旅行をするか」との問いに対しては「旅行しない」との回答が84%と「旅行する」との回答率15%を大幅に上回った。昨年の調査でも同じ84%の回答者が「旅行しない」と答えており、コロナ禍の影響でこれまで自粛せざるを得なかった地方や都市部への旅行を、移動規制がほぼ解除された現在でも人々が再開させるまでにはまだ至っていないと言えそうだ。
今回の調査は18歳以上の成人1200人に対して対面インタビュー形式で行われた。(澤田公伸)