大韓航空機がオーバーラン セブ国際空港 事故で閉鎖
マクタン・セブ国際空港で大韓航空機が滑走路をオーバーランして損傷。空港が閉鎖に
10月23日午後11時ごろ、韓国・仁川を出発し悪天候の中、マクタン・セブ国際空港に着陸を試みた大韓航空機(KE631便)が滑走路をオーバーランし機首を損傷する事故が起きた。乗員・乗客173人にけが人などは出なかった。事故により同空港が閉鎖され、24日もすべての離発着ができなくなったため、多数の利用客が空港ターミナルなどで立ち往生した。
事故を受けて、マクタン・セブ国際空港を目的地としていた航空機は全便がイロイロ国際空港に行先を変更した。また、出発便はすべてキャンセルされた。
同空港を運営するGMRメガワイド・セブ・エアポートは声明で、フィリピン民間航空局と連携して事故原因を調査すると発表した。また、25日深夜から離発着を再開すると発表した。
24日の時点で、事故機は機体の一部が大きく破損し、滑走路の草むらの中に突っ込んだままの様子が確認された。出入り口のドアの一部には緊急避難用のスライドも下りている。
大韓航空は24日に発表した社長名での声明で、「死者などが出なかったことは幸運だったが、乗客やその家族の皆様に心から謝罪する」としている。(澤田公伸)