首都圏警戒レベル2に引き下げ カラオケバーなど解禁
首都圏とブラカン、カビテ、リサール各州などの防疫警戒レベルが2月1日から15日までレベル2に
ノグラレス大統領報道官代行は30日、首都圏やブラカン、カビテ、リサール各州などの防疫警戒レベルを2月1日〜15日まで、レベル2に緩和することを発表した。レベル2では、飲食店などの店内サービス利用率の上限が50%に引き上げられるほか、義務教育の対面授業、遊園地や遊び場、バーやコンサートホール、同一世帯に属さない近隣住民による集会といったレベル3では禁止されていた活動の再開が認められる。
また運輸省のリビラン次官補によると、首都圏で実施されている新型コロナワクチン未接種者の公共交通機関利用禁止措置(ノーワクチン、ノーライド)は、警戒レベル2引き上げに伴い解除される。
イフガオ州の2月1日からの警戒レベルは30日時点で決定していないが、きょうにも発表する予定。パラワン、カミギン、ダバオ、ディナガットアイランド、タウィタウィ、スルーの6州は28日から2月15日まで警戒レベル3に指定されている。
フィリピン大などの研究グループ「OCTA」リサーチは28日に「首都圏はまだ警戒レベルを引き下げるべきでない」との勧告を出していたが、その後各指標は更に改善。コンセプション大統領顧問(起業家養成担当)は「民間企業のために来月から首都圏の警戒レベルを2に戻すべき」との声明を出していた。
今回発表された2月1日から15日までの各地域の警戒レベルは次の通り。(竹下友章)
【警戒レベル2】ルソン地方=首都圏▽カガヤンバレー地方バタネス州▽中部ルソン地方ブラカン州▽カラバルソン地域カビテ、リサール両州◇ビサヤ地域=東部ビサヤ地域ビリラン、南レイテ両州◇ミンダナオ地域バンサモロイスラム自治地域バシラン州
【警戒レベル3】ルソン地方=コルディリエラ行政区アブラ、アパヤオ、ベンゲット、カリンガ、マウンテンプロビンスの5州とバギオ市▽イロコス地域南・北イロコス、ラウニオン、パンガシナンの4州とダグパン市▽カガヤンバレー地方カガヤン、イサベラ、ヌエバビスカヤ、キリノの4州とサンチャゴ市▽中部ルソン地域アウロラ、バタアン、ヌエバエシハ、パンパンガ、タルラック、サンバレスの6州とアンヘレス、オロンガポ両市▽カラバルソン地域バタンガス、ラグナ、ケソンの3州とルセナ市▽ミマロパ地域マリンドゥケ、ロンブロン、東・西ミンドロの4州とプエルトプリンセサ市▽ビコール地域アルバイ、南・北カマリネス、カタンドゥアネス、マスバテ、ソルソゴンの6州とナガ市◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域アクラン、アンティケ、カピス、イロイロ、西ネグロス、ギマラスの6州とバコロド、イロイロ両市▽中部ビサヤ地域ボホール、セブ、東ネグロス、シキホールの4州とセブ、ラプラプ、マンダウエの3市▽東部ビサヤ地域北・東・西サマール、レイテの4州とオルモック、タクロバン両市◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域南・北サンボアンガ、サンボアンガシブガイの3州とイサベラ、サンボアンガ両市▽北ミンダナオ地域ブキドノン、北ラナオ、東・西ミサミスの4州とカガヤンデオロ、イリガン両市▽ダバオ地域南・北・東ダバオ、ダバオデオロの4州とダバオ市▽ソックサルジェン地域南・北コタバト、サランガニ、スルタンクダラットの4州とジェネラルサントス市▽カラガ地域南・北スリガオ、南・北アグサンの4州とブトゥアン市▽バンサモロイスラム自治地域マギンダナオ、南ラナオ両州とコタバト市