低リスク国からの外国人観光客 来月1日から受け入れ
日本など低リスクに指定している国・地域からの観光客を12月1日から受け入れへ
ノグラレス大統領報道官代行は26日、低リスクに指定している国・地域からの外国人観光客を12月1日から受け入れると発表した。まず12月15日までの暫定的な措置としているが、受け入れ状況を評価し、問題がなければ緩和措置をさらに延長するとしている。
同報道官は、コロナワクチン接種完了者で、比がビザを免除している国・地域のパスポート(残存有効期限が6カ月以上)を保持し、かつ比入国前の14日間低リスク国にいたことなどを条件として観光客を受け入れると説明している。日本は現在、比が低リスクと指定する「グリーンリスト」に含まれる48の国・地域の一つであり、以前からビザ免除対象国でもある。
接種完了証明に関しては世界保健機関 (WHO)の証明書、比政府の証明書であるVaxCertPH、または比が認める外国政府のデジタル証明書が求められる。自治体を含む日本政府発行の証明書は比政府も認めている。
また他の入国者同様、接種完了者でも出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果の提出が求められることに変わりはない。ただし、入国後は施設隔離もPCR検査も求められない。
グリーンリスト国・地域からの外国人観光客で、乗り継ぎで低リスクでない国・地域の空港に立ち寄った場合でも、入管を通過せず空港ターミナルに滞在しただけの時は、低リスク国・地域から来たとみなされるとしている。(岡本浩志)