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6月16日のまにら新聞から

一部制限付きGCQに緩和 きょうから 首都圏とブラカン州

[ 1149字|2021.6.16|社会 (society) ]

16日からの防疫区分で、首都圏とブラカン州は「一部制限付き一般防疫地域」

 16日からの新型コロナ防疫の地域区分が決まり、ドゥテルテ大統領が14日夜、発表した。首都圏とブラカン州は15日までよりも制限を緩和した「一部制限付き一般防疫地域(GCQ)」に、ラグナ、カビテ、リサールの3州は引き続き「制限が強化されたGCQ」となった。このほか、ダバオ市など12州9市が2番目に制限が厳しい「修正防疫強化地域(MECQ)」に、15州4市が「通常のGCQ」、残りの地域が「修正一般防疫地域(MGCQ)」になった。区分指定の期限は6月末まで。

 今回の区分指定でGCQが2種類から3種類に増え、その結果、フィリピン国内は、今回指定がなかった一番規制が厳しい防疫強化地域(ECQ)を除いて計5種類の防疫区分に分けられることになった。

 新たな防疫区分は新型感染症省庁間タスクフォースの決定をドゥテルテ大統領が承認し、国営PTVテレビの国民向け演説で明らかにした。

 また、ロケ大統領報道官によると、ドゥテルテ大統領はインド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンへの渡航制限を6月30日まで延長することを承認したという。

 16日からの新防疫区分は規制の厳しい順に次の通り。

 【MECQ】ルソン地方=コルディリエラ行政区アパヤオ、イフガオ各州▽カガヤンバレー地域カガヤン州、サンチャゴ市(イサベラ州)▽中部ルソン地域バタアン州▽カラバルソン地域ルセナ市(ケソン州)▽ミマロパ地域プエルトプリンセサ市(パラワン州)▽ビコール地域ナガ市(南カマリネス州)◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域イロイロ州およびイロイロ市▽中部ビサヤ地域東ネグロス州◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域サンボアンガシブガイ、南・北サンボアンガ各州、サンボアンガ市▽北部ミンダナオ地域カガヤンデオロ市▽ダバオ地域ダバオ市▽カラガ地域南アグサン、南スリガオ、ディナガットアイランド各州、ブトゥアン市(北アグサン州)

 【制限が強化されたGCQ】ラグナ、カビテ、リサール各州(カラバルソン地域)

 【一部制限付きGCQ】首都圏、ブラカン州(中部ルソン地域)

 【通常のGCQ】ルソン地方=コルディリエラ行政区アブラ、ベンゲット、マウンテンプロビンス、カリンガ各州、バギオ市▽カガヤンバレー地域イサベラ、ヌエバビスカヤ、キリノ各州▽カラバルソン地域バタンガス、ケソン各州◇ミンダナオ地方=北部ミンダナオ地域イリガン市(北ラナオ州)▽ダバオ地域北ダバオ州▽ソックサルジェン地域コタバト、南コタバト、スルタンクダラット、サランガニ各州、ジェネラルサントス市(南コタバト州)▽バンサモロ・イスラム教徒自治区南ラナオ州、コタバト市

 【MGCQ】残りの地域(谷啓之)

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