ゴー氏急上昇し5位に 上院選候補支持率 1位はポー議員
SWSの上院選立候補支持率調査で1位にポー氏。ボン・ゴー氏が5位に急上昇
民間調査機関ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)は3日までに、5月の上院選(改選数12)出馬予定者の支持率(複数回答)に関する1月の世論調査結果を発表、グレース・ポー議員が支持率64%でトップ、シンシア・ビリヤール上院議員が同57%で2位となった。昨年12月の前回調査では支持率23%で15位だったクリストファー・ボン・ゴー大統領特別補佐官は同41%と急上昇、5位まで浮上した。
ゴー氏は、民間調査機関のパルスアジアが昨年6月に実施した調査では25位、SWSの昨年12月調査ではデラロサ司法省矯正局長(元国家警察長官)と同順位で15位だった。
ゴー氏はドゥテルテ大統領の後押しを受けて上院選に出馬表明し、首都圏内でもエドサ通り沿いなどに「ゴー・ボン・ゴー(行けボン・ゴー)」をキャッチフレーズとした巨大ポスターを設置し、アピールを行っている。中央選管への候補者登録時も大統領に付き添われて登録を行った。大統領特別補佐官として今も大統領の公務に付き添うほか、火事被災者の支援や貧困層に医療支援を行う「マラサキット・センター」を各地の公立病院に設立している。
3位には支持率44%でリト・ラピド元上院議員、4位に同43%でピア・カエタノ下院議員、5位にはゴー氏と並んでエドゥガルド・ソニー・アンガラ上院議員が入った。マー・ロハス元内務自治長官、補助金流用事件で昨年12月に4年半ぶりに釈放されたボン・レビリア元上院議員は同38%で8位に並んだ。
ロナルド・デラロサ司法省矯正局長は13位、アイミー・マルコス北イロコス州知事は14位と当選圏にあと一歩のランクとなっている。調査は1月23〜26日に行われた。(冨田すみれ子)